RFID工具管理によって中小規模の製造業DXを推進するため、
KISCO株式会社および株式会社UniTagと技術提携を帰結
東洋電装は、化学品・電子材料等を取り扱う専門商社KISCO株式会社 及び RFIDのコンサルティング会社である株式会社Uni TagとRFIDの技術を活用した工具管理のRFタグ課題を解決するため、2022年10月より技術提携しました。
日本の製造業において、ほとんどの企業がDX(デジタル化)への取り組みが進んでいないことが大きな課題となっています。
経産省ものづくり白書版2020図表1では製造業がデジタル技術の活用理由として、人の作業負担の軽減が58.8% 労働時間の短縮46.5%と回答している一方で、 総務省デジタルで支える暮らしと経済図表2では製造業の約80%がDXに取り組めていないという結果が出ており、既存のアナログ脳からデジタル脳に切り替えていく必要があります。
図表1
デジタル技術を活用する理由
引用:調査シリーズNo.204『デジタル技術の進展に対応したものづくり人材の確保・育成に関する調査結果』|労働政策研究・研修機構(JILPT)
図表2
デジタル・トランスフォーメーションの取組状況
引用:デジタル・トランスフォーメーションによる経済へのインパクトに関する調査研究の請負報告書|株式会社 情報通信総合研究所
人の作業負担で考えると工具管理もその課題の一つとして挙げられ、工具管理のデジタル化としてRFIDを活用した管理方法が代表的です。
作業内では工具を「探す・管理する・紛失する」など無駄な作業が常に発生しており、RFタグを活用した工具管理は現状全ての工具にタグを取り付ける事は困難です。理由は工具ごとに適した「タグの選定・取り付け方法・読み取り距離」が定まっていないことが挙げられます。
現状の工具の管理の様子
本提携では製造業のデジタル技術の導入きっかけの一つとなる「RFID技術を活用した工具管理」の提供を目的とします。
製造業である東洋電装は作業現場で工具の読取りテストを、RFタグの開発・販売をしているKISCO、Uni Tagではタグの開発及び提供を行い既存の工具に取り付けやすい形状のRFタグ開発を進めて参ります。
開発を通して製造現場で起きている工具を探す時間・管理・在庫数の把握をRFID工具管理で解決を目指します。
中小企業の工具管理DX(デジタル推進)のリーディングカンパニーとなるべく、このRFIDを活用した工具管理の開発は、DXのショールーム機能も備えた実証フィールドである東洋電装DX工場で実証実験を開始しております。
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