導入事例
西洋菓子づくりのパイオニアとして、120年以上の歴史をもつ森永製菓様。
菓子・食品・冷菓・健康という幅広い分野で商品を提供し、2030ビジョンとしてウェルネスカンパニーに生まれ変わることを目指しています。
森永製菓中京工場様の製造工場では、社員への情報共有を紙の掲示で行っていましたが、『森永製菓グループは、2030 年にウェルネスカンパニーへ生まれ変わります。』という2030年ビジョンの実現を目指した取り組みとして、工場内の情報共有にサイネージシステムを導入しました。
本システムを導入した経緯をはじめ、効果や今後の展望について、森永製菓中京工場の設備グループ施設担当の菊池様と青柳様にお話を伺いました。
導入前の課題について教えてください
導入前は紙で情報共有を行っていました。用紙やコピー代などのコストがかかりますし、プリントアウトや貼り替え作業にも時間がかかっていました。また紙の掲示だと字が小さく見えにくいという問題もありました。そのためトラブル発生時に、正確で素早い情報共有ができていなかったと感じています。共有事項をコピー用紙に印刷して貼り出すだけでは目につきにくく限界がありました。さらに、閲覧しているかの確認も不十分なまま、「おそらく見ているだろう」という感覚で運用していたところもあり、工場での情報共有の手段は改善すべき課題でした。
導入したサイネージシステムは、通常のサイネージと違い複数のモニタを一括管理できるシステムです。
3つのモニタと手書きできるホワイトボードがセットになっています。操作は中央にあるタブレットで行います。それぞれのモニタに表示するコンテンツをタッチ操作で選択することができます。
導入後の効果、使い心地はいかがですか
紙からデジタルになったことで共有事項が一目で分かるようになりました。またプリントアウトや貼り替え作業がなくなったことで、他の仕事により時間を使えています。タブレットでの操作については、スマホと同じような操作性なので社員からも好評です。年配の社員も抵抗なく使用できています。またサイズの大きなシステムを導入したことで、工場内が今までと違う雰囲気になりました。製造工場らしくない目新しさがあって良いですね。
工場のDX化を進めていくにあたっての社員の意識向上も、システム導入の目的の一つです。これから先のアイデアを生み出す考え方を育てるために大きくインパクトのあるきっかけが必要だったんです。実際導入してみると、サイネージシステムをきっかけに、今までなかった積極的な改善提案の意見が出てくるようになりました。現場の社員にもDXによる業務改善に興味を持ってもらい、現場の改革を一緒に進めていく良いきっかけになったと感じています。
今後の運用についてお聞かせください
社員からポジティブな提案の意見がたくさん出ているので、それらの意見を参考にして、よりよいシステムに進化させていきたいです。そしてこれをきっかけに工場のDX化も前向きに進んでいくのではと期待しています。先日別拠点からの見学があった際、このサイネージシステムを褒めていただきました。ぜひ自社工場に持ち帰っていただきたいですし、それが会社全体の発展に繋がっていけばいいと思います。
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